結論から言うと、少年野球のルールー上、子供にサングラスをさせることは認められています。
自信を持って着用させましょう。
目次
少年野球用サングラス5選 「紫外線被ばく」から子供の目を守ろう
昔と違って、子供に紫外線対策をさせることが常識になっています。
日焼けについてはかなり理解が進んでいますが、現在取りざたされているのが、目の健康を守るための紫外線対策。
紫外線強度が高い国では、35歳前後から老眼になってしまうというデータがあるほどです。
「少年野球でサングラスをしてもOK」その根拠
ほとんどの地域の少年野球連盟の上部団体である「全日本軟式野球連盟」の「競技者必携」に、以下のように記載されています。
サングラスは、大会本部の承認なしに使用できる。
出典:協議者必携P16より
以前は
- 「大会本部の承認なしに使用できる。ただし、ミラーレンズの使用を禁止する。」
だったのですが、2017年の改訂で「ミラーレンズの使用を禁止」の部分が削除されています。
「競技者必携」は各都道府県の野球連盟に配られているはずですが、改訂の詳細は以下のページからも確認できます。
あとは子供の野球チームが所属する
- 都道府県に一つある、野球連盟
- 市区町村に一つある、野球連盟
に、サングラスに関する特約が無いかを確認すればok。
ただ、野球連盟は昔ながらのコテコテな上位下達組織。
上位連盟の規約に異を唱えている所はほとんどないはずです。
参考までに、東京都野球連盟へのリンクは以下。
サングラスどころか特約ルールすら書いてありません(全日本野球連盟のルールに準拠しています)。
ルール上okでも、サングラス着用にはハードルが存在する
なお、仮にルール上okだったとしても、以下のようなハードルが存在します。
それぞれの対処法について見ていきましょう。
サングラス着用に反対するお年寄りコーチへの対処法
特に年輩のコーチや、PTAの親世代の中で、
- 子供にサングラスをさせるなんてとんでもない
という考えを持っている方が一定数います。
彼らを説得することは困難(昔ながらの考え方に固執しているので、それを変えることはできない)ので、
- ルール上OKである
- 子供の健康が第一である
を説明し、押し切りましょう。
サングラスを着けたがらない子供への対処法
どちらかというとこちらの方が問題です。
特に小学生は
- ボールの見え方が変わる
- 煩わしい、恥ずかしい
などの理由で、付けたがらないことがほとんど。
そのため、
- 監督を巻き込み、チーム全体でサングラスをかける方針にする
- 子供に好きなサングラスを選ばせる
などで対応していきましょう。
少年野球用サングラスの選び方
ここからは、少年野球用サングラスの選び方について紹介します。
子供に選ばせる
最も大事なポイントです。
実際に着用する子供が「かっこ悪い」「かわいくない」と感じてしまったら終わり。
サングラスから遠ざかってしまいます。
そのため、親の意見を押し通すのではなく、子供に選んでもらいましょう。
子供自身に納得させて購入すれば、着用へのハードルを一つ減らすことができます。
UVカットモデルを選ぶ
・・・と大上段に掲げてしまいましたが、今回ご紹介する5選も含めて、ほとんどのサングラスはUVカットモデルです。
そのため特に気にする必要は無いでしょう。
万が一、子供がUVカットに対応していないおもちゃサングラスを選んでしまったら、そこはうまく誘導してあげましょう。
メガネストッパーも準備する
全速力で走ったりスライディングしたりすると、サングラスがずれたり、ズレ落ちたりします。
繰り返しになりますが、子供は少しでも煩わしいと感じたら、サングラスをしなくなります。
そのため必ずメガネストッパーも準備しましょう。
メガネストッパーには、バンドタイプと耳フックタイプの2種類あります。
基本的にはバンドタイプで問題ありませんが、激しい動きをする子供には耳フックタイプが良いでしょう。
いずれも数百円から購入可能ですので、
- まずはバンドタイプを購入し、ダメなら耳フックタイプを購入する
- 初めから両タイプ買ってしまう
どちらでも問題ありません。
少年野球用サングラス5選
ここからは少年野球用のサングラスの紹介。
紹介順は、値段の安い順です。
コールマン
アウトドアブランドで有名な「コールマン」のキッズサングラス。
実はスポーツ用として謳われているものではないのですが、子供用としては十分なその性能。
特に小学校1~2年の、野球をやり始めたばかりの子供におすすめです。
小学校低学年は、まだ自身の嗜好が固まっていませんので、高級品を買い与えてもすぐに他のものが欲しくなってしまうから。
千円前後で買えるこちらの商品で十分でしょう。
SWANS
メガネやサングラスのブランドとして世界的に有名な、SWANSの子供用サングラス。
こちらも、先のコールマンと同様に小学校低学年におすすめのモデルです。
メガネストッパーは付いていないので、合わせて購入することも忘れずに。
ナイキ
ベストセラーモデル「Skylon Ace」をジュニア向けにしたモデル。
軽量で頑丈なナイロンフレームは、乱暴な扱いをする野球少年に最適。
当然ですが100%UVカットです。
メガネストッパーは付いていませんので、別途購入が必要です。
Rawlings
野球用品のブランドとして世界的に有名な、Rawlingsのサングラス。
このあたりから1万円を越えてきますので、小学校中学年~高学年用と言えます。
ちなみに小学校高学年のうちの息子は、このRawlings製のサングラスをチョイスしていました。
やはり子供にもなじみの深い野球ブランドの製品だけあって、何か感じるところがあったようです。
(グローブもRawlings製なので)
ちなみにRawlingsだからといって、特に造りが野球用に最適化されているわけではありません。
今回紹介する他のサングラスと性能的にはあまり変わりませんので、気分の問題ですね。
Under Armour
今回ご紹介する中では最高級品の、Under Armourのサングラス。
記事執筆時点では2万円近くしますので、これを子供に選択させるかどうかは判断が入るでしょう。
ちなみに個人的には、
- 子供の目を守る
- 子供が毎日着けてくれる
のであれば、高い買い物ではないと思っています。
※幸い(?)うち息子は、もう少し安いRawlings製を選択しましたが、これを選択しても買うつもりでした
少年野球用サングラス5選 「紫外線被ばく」から子供の目を守ろう まとめ
ここまで、子供の目を守るためのサングラスを紹介させて頂きました。
が、子供の目にとって一番の強敵は
- サングラスを否定するお年寄りの存在
- サングラスをかけたがらない子供自身
であると言えます。
ここをうまく調整・対処していくことが、我々親世代に与えられた使命。
子供の目の健康を守るために、頑張りましょう。