現役の警察官、禹範坤(ウ・ボムゴン)によって起こされた、韓国史上最悪の大量殺人事件をご存知ですか?
1982年、韓国南部の宜寧郡で起こった連続殺人事件は、4月26から4月27日の2日間で、57人もの死者を出しています。その他に35人が重軽傷を負っており、韓国で起きた事件の中でも、被害者の数はトップクラスです。
この事件は、短期間で起きた大量殺人としてギネス世界記録に認定されています。それまでトップだった日本の『津山事件』は30人であり、大幅な記録更新に世界が衝撃を受けました。
2011年、『ノルウェー連続テロ事件』の77人で記録が塗り替えられるまで、範坤の事件は世界レベルで最悪とされていたのです。
異様な数の死者数を出したこの事件は、なぜ起こってしまったのでしょうか。警察官にあこがれた少年が、成長しておそろしい事件を起こすまでのエピソードを、時系列順にたどってみましょう。
■目次
00:00 動画概要
01:08 上がらない成績に悩む
02:35 苦難を乗り越え警察官になる
03:55 酒で失敗し田舎へ転勤させられる
05:22 事件の始まり
06:53 拡大する被害
08:15 事件の終わりとその後