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“暗号資産投資”当事者語る勧誘の実態・・・給付金詐欺事件で浮上(2022年6月15日)

 国税局職員らによる約2億円の給付金詐欺事件に関するニュースです。この事件を機に浮上しているのが「暗号資産投資」ですが、番組では実際に松江大樹容疑者(31)らの事業に投資した女性を取材。すると、言葉巧みな「勧誘の実態」が見えてきました。

 そこには切実なやり取りが記録されていました。

 投資した女性:「マイニングエクスプレスを辞めたい」

 担当者:「海外の取引なので、ネットで承認して同意したうえで皆さん申し込まれている」

 投資した女性:「元本を返金してもらいたいと思っている」

 その矛先は彼らに向けられています。

 ドバイから帰国し、逮捕された松江容疑者。詐欺の疑いで15日朝、送検されました。

 犯行の計画を立てたとみられるのが松江容疑者ら4人。その接点が明らかになりました。

 松江容疑者ら4人は“暗号資産”の投資セミナーで知り合ったことが分かりました。

 そもそも“暗号資産”とは、どういったものなのでしょうか。

 暗号資産取引に詳しいBPアレンジメント・笹田潔社長:「『仮想通貨』と少し前までは言われていましたが、携帯などのデバイスがあれば、そのままそこに数字を記録する装置が暗号資産というものになる」

 暗号資産を利用した人:「『遊び』でもあり『金もうけ』でもある。実際やると、金が稼げて面白いなと」「抵抗がない人は気軽に始められると思う」

 海外ではスポーツ選手の報酬に支払われるなど、徐々に市民権を得ています。

 暗号資産取引に詳しいBPアレンジメント・笹田潔社長:「実際、大谷翔平選手でアメリカでの認知度も上がった。暗号資産を給料で(払う)、あるいは税金(を納めることが)できる州もある。アマゾンは暗号資産でアメリカ国内で(支払いが)できるようになってきている」

 ただ、リスクもあります。

 暗号資産取引に詳しいBPアレンジメント・笹田潔社長:「聞いたことないような(暗号資産)を詐欺の手法として『今度、上場する予定なので、この(暗号資産)を買ってみませんか』というような話がよくある」

 容疑者らがメンバーとなっていた“マイニングエクスプレス”。パンフレットには“暗号資産”がうたわれていました。

 松江容疑者は、こう主張しています。

 松江容疑者(警視庁に対し):「私は主犯格ではない」

 都内に住む一人暮らしの40代女性。去年1月、コーヒーショップで声を掛けられたのが始まりでした。

 マイニングエクスプレスに投資した40代女性:「『幸せになる』『お金が増える』と言われた。それが出会い」

 元々、投資経験のない女性。オンラインセミナーで言葉巧みに勧誘を受けたそうです。

 マイニングエクスプレスに投資した40代女性:「『労働者がずっと働いているだけ』とか『資産家、金持ちになるにはこうだ』と・・・」

 SNSには幹部の言葉も残されていました。

 マイニングエクスプレス幹部:「もし本当にそこまでいくと、コインを持っているだけで資産が2倍×3に膨れ上がります。42万円入れた場合のプランだと、300万円以上に増えることになってきますね」

 徐々に話は「マイニングエクスプレス」の件に変わります。

 マイニングエクスプレスに投資した40代女性:「(代表が)『フォーブス』の表紙に載る。そうしたら暗号資産を富豪が買うから、今が買い時と誘われた」「(Q.載ったか?)全くの嘘です」「年金がもらえない不安があって、投資をしないといけないと」

 女性は貯金の半分である57万円を投資。現金があったため、持続化給付金の申請はしなかったそうです。

 マイニングエクスプレスに投資した40代女性:「『200%は確実』と57万円(投資した)。12万円は返金が間に合ったが45万円は返ってこない」

 返金がないことを訴えると、人々の態度は変わっていきます。

 返済を求める時の音声データが残っていました。

 40代女性:「返金の意思がないということですよね」

 担当者:「返金の意思がないという前に、僕らは返金する義務がないんですよ」

 40代女性:「ああ、分かりました」

 担当者:「僕らはお金をもらってないので、返金という概念自体がないと思っているので、僕は」

 40代女性:「分かりました・・・はぁ・・・」

 マイニングエクスプレスで投資をした40代女性:「憤慨で頭にきすぎて、とにかく刑を、警察に捕まってほしい。お金をまず返してくれって、それは一番です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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