自分でできるのかな?
そんな方のために、紐交換の具体的な方法を、グローブの部位毎に記事にしてみました。
交換に必要な紐の長さも記載していますので、無駄なく交換することが可能です。
こんな方におすすめ
- 紐交換を自分でやってみたい
- どんな道具が必要か知りたい
- なぜ紐がすぐ切れるのか知りたい
目次
野球グローブの紐交換 上手な結び方④親指と小指の側面編
親指と小指の側面部分の紐の通し方を解説します。
他の部位を交換したい方は、以下の「部位別まとめ」からどうぞ。
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野球グローブの紐交換 上手な結び方~部位別のまとめ~
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親指と小指の側面の紐交換は、他の部位と違い難易度が高いので、気をつけてください!
以下の画像のように、手の甲側も捕球面側も紐の表側を表にするために、以下の画像のようにグローブの内部で紐を180°回転してあげる必要があります。
順を追って説明していきます。
野球グローブの紐交換 親指甲側部分の紐の結び方:必要な紐の長さは約45cm
親指の甲側の穴に紐を通していきます。
ちょっと複雑ですが、写真を元に順に解説していきます。
起点はここ。
親指の甲側から通し始めます。
次に親指の腹側の先端に通します。
その後、もう一度初めの穴に通します。
一つの穴に2本の紐を通すわけですが、この時、手の甲側も捕球面側も、紐の表面を表にしたいわけです。
それには、2本の紐を通す穴の中で、各紐を同方向に180℃ツイストさせる必要があります。
その結果がこちら。
甲側も捕球面側も、紐の表が表側に来るようにします。
その後、捕球面から甲側に紐を通していきます。
親指の甲側から捕球面側に通していきます。
最後に親指の捕球面から、手の甲側に紐を通します。
先に説明した通り、穴の中で2つの紐を180℃ツイストさせ、捕球面も手の甲側も、紐の表が表になるようにします。
最後に紐を切って結べば終わりです。
お疲れ様でした!
野球グローブの紐交換 小指甲側部分の紐の結び方:必要な紐の長さは約45cm
親指の甲側の穴に紐を通していきますが、こちらは一つ前の「親指甲側」とやり方は同じですが、同じく他の穴と違い少しコツが必要です。
始めに通し始めるのは、4つの穴の上から2番目。小指の甲側から通し始めます。
一番上の穴を、指の腹側から甲側に通します。
この後もう一度上から2つ目の穴に通すわけですが、この時、手の甲側も捕球面も、紐の表面を表にしたいわけです。
それには、2本の紐を通す穴の中で、各紐を同方向に180℃ツイストさせる必要があります。
その結果がこちら。
最後の穴も2つの紐が通りますので、腹側も甲側も紐の表面が表になるように、グローブの中で紐をツイストさせます。
余分な紐を切って結べば終わりです。
以上で終了です。
グローブの紐のお手入れ、サボっていませんか?
この記事をご覧頂いている方。
恐らく、切れてしまったグローブの紐を、自分で結び直そうとしている人でしょう。
自分自身で治そうとする心意気、きっとグローブを大事に扱っている方だと思います。
しかし、一点だけ。
なぜグローブの紐が切れたか?
考えたことはありますか?
長年、愛用しているグローブだから?
そうですよね。私もここ数年、土日はずっと使っています。
自分のグローブを愛しすぎて、一切、他に浮気していません。
一生懸命練習しているから??
分かります。私も一生懸命練習しているつもりです。
特に土手や指先の紐は痛みが激しいですよね・・・。
・・・・
よ~く考えて下さい。
紐自体について、意識してお手入れをしていますでしょうか。
当たり前ですが、紐だって立派なグローブの一部。
ちゃんと革でできており、お手入れをするのとしないのとでは伸縮性やしなやかさ、ひいてはグローブ本体の性能に大きく影響します。
紐のお手入れ
- 日々、紐の裏まで歯ブラシなどでしっかり汚れを落とす
- 一か所に負担がかからないよう、定期的に締め直す
- 意識してオイルを浸透させる
これらをしっかりやれば、グローブ本体の性能が全然違ってきます。
特に買ったばかりの紐は固く乾燥しており、固形のグラブオイルでは浸透性の面で弱いです。
以下のような液体オイルを使用し、紐の内部までしっかり浸透させてあげましょう。
※スプレータイプのオイルがありますが、紐自体を狙い撃ちするのは難しいです。
液体+ハケで集中的に塗るのをおすすめします。
これをやっておくだけで、紐の持ちとグローブ自体の伸縮性が全然違ってきます。
騙されたと思って試してみて下さい。
オイルを浸透させると本当に性能が変わりますよ!
紐交換の方法は、以下のまとめからどうぞ。
部位別に検索が可能です。
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野球グローブの紐交換 上手な結び方~部位別のまとめ~
続きを見る
今回使用した道具は以下。
ヒモはどれか一つ。ラジオペンチは自宅にあるものか100均で買ってくれば大丈夫です。
※せっかくの紐を外す機会なので、クリーナーやオイルを使って普段紐で隠れて見えない部分をケアしましょう。